造作建具。今回は無垢材ではなく、シナ合板を使って仕上げ。
スリットに入っているのはガラスではなく、アクリル板。
最近はガラスを使うことが本当に減りました。
ガラスを入れると重さがドーンと増え、建具を動かす戸車も傷みやすくなる。そして何よりガラスが割れて怪我もすることがないのが魅力です。
これは洗面の建具。
上部に明かり窓。
人がいるかどうか、これでわかるよね。
建具を入れるのは難しいことはないけど、建具の納まりを考え枠を検討し、大工が取り付けることが最も慎重にしなくてはならないこと。じゃないと納まりませんもの。
この図面で全てが決する。
鴨居と敷居の寸法をよーく見て下さい。建具が垂直に納まるよう計画されていますよ。
建具下はVレールなので、それを正確に入れる溝の幅、深さも大切なポイント。
何気なく見えるけど、簡単ではないです。知らないとできない。リフォーム・リノベーションは建築の深い知識が必要です。