うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

あいち認証材

梅雨入りしたかのような曇天。数日間雨天らしいですね。梅雨入りが早くなるような予報もあり、べたべたの季節が苦手な人は憂鬱だよね。
私は夏以外はOKです。最近の夏はちよっとね。子供の頃に感じた木陰に行くとすっと汗が引くような感覚がなくなっているのが温暖化の影響か??

先日訪問した築10年経過したオーナー様宅のリビングにこれが。     

あいち認証材CO2貯蔵量認定証。
ヒノキの板にレーザーで彫られています。
お客様のお名前も。

地域産材を使って温室効果ガス排出量抑制に貢献したという証です。
ぜひとも愛知県産の杉・桧を構造材に使ってほしいです。
愛知県には膨大な量の森林があります。
多くは放置林になってしまい、鬱蒼とした森がたくさん生まれてしまっています。
なぜなら先々代が植えた杉、桧を手入れ、伐採して市場に出しても利が出ないからです。
利が出ないということは持ち出しになるということ。
経済の理屈から言えば、持ち出しになるなら何もしないとなるに決まっています。

林業の行政も行き当たりばったりです。
都度コロコロ変わる。一貫性がない。
振り回されるのは山の人たちとそれを使っている私たちのような工務店です。

一貫性のなさも街で使うことで変わってくるはず。
市場の原理は需要から始まるので、たくさん使ってくれれば変わるはず。

変わるためには個人宅で使用すること。
公共建築物で地域材をどれだけ使っても限度があります。
民間の個人宅で愛知県産材をぜひ使って森に貢献し、温室効果ガス抑制に貢献してほしいです。
その結果、森が整備され川が豊かになり潤っていくのです。
下地材一つでも我々は愛知県産材を使っています。
外国産材より高いよ。
でも貢献しなくてはいけないから使い続ける。使って下さるお客様は大きな貢献をして頂ているということですね。感謝。
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