工務店母体の不動産屋の強みはここ。
工務店は家の設計を新築したり、リフォーム・リノベーションの企画提案施工をしたりする会社です。
新築する際は、日当たり、風の通り、ご近隣の状況(窓、室外機、給湯器、境界からの離れ、高低差など)をチェックし、設計し建てます。
リフォーム・リノベーションをする際は、取り外していい壁なのか?柱なのか?今までの下地類は使えるのか?シロアリは大丈夫か?基礎は劣化していないか?屋根、外壁はどうなのか?を一通りチェックし、提案していきます。
完成した後も、足しげく走ります。網戸の調子が悪い、床がキュッと鳴る、ポタポタ蛇口から漏れてきたなどなど、確認に行き対処策を練ります。
元がこの姿勢なので、不動産物件を見る視点は全てここにきます。
土地探しの方には、日当たり、風通しを第一として、地盤補強、造成などで土地にかかる費用を検討し、ハザードも考慮して、購入していい土地かどうかをお伝えします。
中古物件探しの方には、今の建物の見えないところをチェックし、リフォーム・リノベーションの後、再び大きな修繕することがないようチェックします。工務店だから見えないところを見ると、すぐにその建物の良し悪しがわかります。
見えないところに建てた時の業者、職人の姿勢が出てきます。
以前築浅の中古分譲住宅の床下を見たときに、ゴミだらけ、水道管がブラブラ、古い材料をつなぎ合わせている、断熱材が破れたまま、床下の木材にカビを発見。天井裏もチェックします。
天井裏は構造の正確性、施工技量の良し悪し、正しい材料の選定、断熱材の入れ方など見ます。
床下、天井裏を見ると購入していいものかどうかがすぐにわかります。
あとは耐震のチエック。旧耐震なのか、新耐震なのか?
旧耐震でも耐震補強することで大きく改善されます。
新耐震のものでないと・・・という話はちらほら聞きますが、そもそも耐震基準がない時代の建築物もあります。戦前などはまさにそれ。
大正、明治の建物も。
そういう耐震基準がなかった時代のものは動的耐震診断がいいです。
それはまた明日。