うえやま建設 植山ノブオが建築や日々の出逢いを語ります

金輪継ぎ

昔はよく見かけた金輪継ぎという継ぎ手。リニューアル中のモデルで大工さんに仕込んでもらいました★

複雑な形ですが、真ん中に一本楔を打つことで、木がビシッと真っすぐ一本のようにつながります。
ビクともしないよ。

楔がしっかり効くかどうかは、見えなくなる割はだ部分の精度がカギを握っています。。
きれいに鉋で削られていますが、昔の大工さんは見えない所が全てを決するので、鉋で削ったりしてピカピカにするんですよ。
大工を始めた頃はどうしてこんな見えない所を削るのか??と疑問符だらけでしたが、継ぎ手を組んだ時にその疑問は解決。
ちゃんと密着していないと楔を打ってもピシっと引っ付きません。
こんな見えない所に時間をかける大工さんが昔はいたのです。
これをやってくれた大工さんは若いよ。ちゃんと修業しているよ。貴重。本当に珍しい。
モデルで一番目立つところにやってますので、乞うご期待を(*^^*)

 

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