良い資料を見つけましたので、まずはここから。ネットから失敬しています。
ガルバリウムは素の鉄板に亜鉛・アルミ・ケイ素によるメッキをしたもの。
トタンは素の鉄板に亜鉛メッキをしたもの。
どちらも長持ちしますよ。
下の写真は波板トタンと言われるものが錆びたもの。
錆びて見栄えは良いないけど、雨水の侵入を防ぐ防水効果はまだ現役。
錆は表面錆だけのことが多く、強く触っても鉄板に穴が空いたりしない。
鉄が錆びてなくなるまでには相当な時間がかかります。
鉄を水につけたままで放置しておくと、一年で0.1ミリ腐食すると言われていますが、外壁のトタンって雨に当たってもすぐにに流れ落ち、すぐに乾きます。
ここが長持ちのポイントです。
ずっと濡れた状態でいると腐食=錆びが進行して劣化が進みますが、濡れてもすぐに乾くことで劣化の速度は相当遅いのです。
おまけに素の鉄板ではなく、亜鉛メッキを施している。
メッキが守ってくれるのです。メッキが劣化してくると錆びやすくなりますが、写真のように半世紀経過したものでもまだ現役ですよ。
塗装しなくちゃと言われますが、塗装しなくても雨漏りはしないです。
経験上、それはいえます。
手で触って鉄板に穴が開く状態ではではいけませんが、そこまでいくには相当な年月が必要です。
基本的なことですが、「鉄はどうして錆びるのか?」と疑問に思ったことはありませんか?
至極簡単、本質的なことなのですよ。
自然界に存在する鉄は鉄鉱石から取りますが、鉄鉱石は錆びた状態で存在。
錆びていないことがおかしいのです。
錆びないように酸素と水を断つために塗装したり、防錆したり、メッキしたりと色々やっているわけです。
錆びるのは元に戻ろうとする自然の流れ。それは知っておいてね。
昨今はトタンというものは補修で使われるだけで、大半がガルバリウム鋼板になりました。
オーナー様のお宅のガルバリウム鋼板ですが、軒が伸びているということもあり雨が当たりにくいということ。
ということは、錆びにくいということでもあります。
半世紀は楽勝に持ちます。
1世紀もつよ。
もういないけど、笑。
濡れてもすぐに乾くガルバリウムは劣化しない最強素材。
私は好き。
でも使い方を無骨にしてしまうとごついだけのカッコ悪い外観になってしまうので、アクセントをつけて。
ここが楽しいところですよ。