今朝は今リフォームしているスタッフの自宅の現場に張り付き。
築年数が経過したマンションで、今のマンションの作りとは全く違ってて玄関のところに裸で配管が出ており、その前に下駄箱を設置していたんですね。
そんな狭くなるような作りではいけないので、私が台作ると言う話をしていましたが、左官屋さんが入る前にやることができず、左官屋さんが漆喰を塗りかけているところで大工として入りました。これが施工する前。
右側の壁はコンクリート、奥と左側古い下地の板が貼ってありますが、下地がなくて新たにに材を止めることができず…こういう時は臨機応変の知恵が必要です。まず台の骨格のみを作ります。使っている材料は、新築現場でよく使う筋交い。90 × 45と言うヒノキ材です。
台ができればそれを支えるものが必要になります。
床から木を立ててそこで水平を見て台を止める。
ぐらぐら動かないように筋交いみたいなものを入れる。
その筋交いみたいなものと床から立てた木材をビスで固定。
最後は上に貼る板、正面に貼る板の下地を調整して、下地の造作工事が完了。
張っているのは檜の厚板フローリング。最後は正面に羽目板を張り完成。
簡単じゃないですよ!手間がしっかりかかります。こういうものはスタートする前の準備で決まる。準備が悪いとダラダラと時間がかかる。大工さんでも早い人と遅い人がいますが、段取りで全てが決まっていると思います。
事前の準備の差です。どんな仕事も事前の準備が大事だね。
この現場ヒノキの匂いがホワンとしてて気持ちいいよー。