工務店は製造業と言うことを忘れてはいけません。
営業が先行する業界ですが、業態は製造業の扱いなんですよ。
モノづくりが最も大切なことに決まっている。だってお客様の何千万円の商品なんだから。
お客様は営業の話も設計の打ち合わせも現場になれば、現場が全てになります。
現場を忘れるような工務店にはなりたくないし、誰からも指摘されても動じない施工をしたいと常々願っています。
来春から民法改正されて契約不適合なら作り直しという法律が施行されます。
モノづくりに執念を燃やす我々には最高の法律が施行されるので、自信満々。
最も大切な基礎、防水に関しては標準施工要項書を改訂したのでしっかりやっていきます。
さて基礎の話。
木造べた基礎の施工が瑕疵担保保険が義務となってからばらつきが無くなったようですね。
べた基礎の配筋は写真のようになります。ここにコンクリートを流し込む。
下水配管も先行で行います。
鉄筋の下にある防湿シートは継手をテープ貼り、破れたところもテープで補修。
シートを引いてから鉄筋を組むのでどうしても破れが出ます。そこの補修も大切なポイントですよ。
基礎にはかぶり厚さ、定着長さなど決まりがある。
特にかぶり厚さは鉄筋コンクリートの寿命に関わるのが最重要の部分です。
重なって鉄筋が加工されているところが定着長さ。
結束線というやわらかい鉄で緊結します。
鉄筋が錆びていますが、鉄筋とはできた瞬間錆びます。
何故なら鉄は空気中の水分に触れれば錆が出るからです。
錆びてますが、大丈夫でしょうかという質問をよく頂きます。
この状態で雨が降れば、もっと赤錆は発生します。
が、ここにコンクリートを流し込むと・・・
アンサーは次回。