営業事務の面接に訪れた場で、営業向きの資質を備えていると見込まれた安部。
前職では長年、大手銀行のコールセンターに勤めていました。口座を開設している会社の経営者の方に電話をかける仕事ですが、目的は金融商品の案内などではなかったといいます。
「逆に商品をお勧めしてはいけないんです。何度も電話でお話しをさせていただく中で、“何でも話せる間柄”となって、お客さまと親しい関係性を築くための部署でした」
ある意味、営業の電話よりも難しい面もあったといいます。
「商品の案内でもないので、何のために電話をかけてきたんだろうと思われてしまいそうなところから始まって、何とか話題の糸口を探りながらお話しさせていただいていました。何度かお話ししている内に現在の状況やお悩みなども話題に上るようになって、“何かお役に立てることがあれば”というお話に繋げられたら、後は営業担当者に引き継ぐという役割でした」
こうしたやりとりを重ねる中で自然なコミュニケーション能力や繊細な気配りが身についていったのでしょう。
「on・new うえやま建設」に入社後、“住宅営業の神様”と言われる人物が主催する研修に参加した安部。そこで学んだのは、
「営業の基本は“お客さまのために”を第一に考えて行動することだと。頭の中で作戦を立てたりはせずに、お客さまにとって何が最善なのかを常に中心に置いて接していけば、どのようなご提案をすべきかは自然と出てくると」
それは代表・植山の考えとも相通じるものでした。最善の答えはお客さまの中にある。それをうまく引き出していくのが営業の役割だと。
「“神様”と社長はどこか雰囲気が似ているところがあって、二人とも大切な“師匠”だと思っています」
営業の基本を学び、住宅営業のスタートラインに立った安部。
「まだまだ勉強中ですが、さまざまな知識を身につけて、頼りにされる存在として“この人から家を買いたい”と思ってもらえるようになれたらと思っています」
営業の最前線で「on・new うえやま建設」の新しい顔として活躍できるように、日々勉強を重ねています。